先週は、水曜日から3日間
岩手県釜石におりました。
元々の、目的は2つ。
一つ目は、関わらせていただいて4回目になりますが
釜石コンパスという
震災後に立ち上がった
釜石の高校生を応援するキャリア教育プロジェクト
こちらの企画に参加するためです。
今回は高校1年生に対して
複数の社会人から
その人の「生き方」「働き方」「仕事内容」などを聴き
視野を広げることを目的とした回でした。
そして、もう一つ。
今年は、釜石コンパスだけでなく
釜石商工高校の3年生への講演依頼もいただきました。
商工の生徒さんは
9割が就職するのだそうです。
春から社会人になる彼らに
エールを送ってほしいというご依頼でした。
が・・・その話は一旦今日はわきにおいて。
タイトルにある
「馬とコーチング」
の話をしたいと思います。
釜石とのご縁はもう7年くらい前でしょうか。
釜石にある「三陸駒舎」さん。
「馬と古民家で暮らし 馬から生きる力を学ぶ」
発達の遅れや凸凹があるお子さん
学校に行っていないお子さんの受け入れをされたり
暮らしや馬を通したホースセラピーなど
様々な体験学習などを提供されています。
以前、コーチ仲間に
三駒さんのご夫婦とつないでいただき
三橋が提供する
アドラー×コーチングの
コーチコースもご夫婦で受講していただきました^^
毎年、釜石を訪れると
三駒さんに伺うのですが
実は、馬とのセッションを
体験するのは初めて。
いつも、子どもたちがいるので
私は見ているだけが多いのですが
昨日は、子どもたちもおらず
ご主人に、よかったらやりませんか?
コーチングに通ずるものがあると思うのです。
と、言っていただき
約2時間くらい?
馬と触れ合わせていただきました。
以前から、ご夫婦と話しながら
コーチングと通じるよね!なんて話をしていたので
それを実際に体験できたわけです!
まずは、ブラッシングして触れることから。
ここで、教えてもらったことが
「触れる」と「触る」の違い。
同じ字を書くけれど
違うよねって。
確かに!
触られると嫌だなって思うことも
触れられるって思うと安心したり
癒されたりすることってあるなぁと。
触れ方もひとつではなくて
いくつもあって
(説明してもらいましたが忘れました・・・)
耳、目、鼻、口元
そのあたりの微妙な様子から
あ?これ気持ちいい?
あ?ここは嫌だった?
みたいに
声をかけながらブラッシング。
もちろん、返事は返ってきません(笑)
ちなみに、話しかけないといけないわけではなく
私は、話してしまうってことに気づきました。
もともとすごい
独り言を言うんですよね。
そして、後々気づいたことですが
話しかけている言葉って
自分が言われたい言葉かもしれないって。
ブラッシングしていると
そのブラッシングのリズムが心地よくて
こちらの気持ちが落ち着きます。
とても寒かったのですが
ぬくもりを感じたくて手袋なしでブラッシング。
あったかいんです。
馬の体温はだいたい38度くらいって言ってたかな。
だから夏は暑いんですって(笑)
そこから、馬場?に降りて
歩くことから。
やり方を教わりましたが・・・
私が手綱を持ち
「さぁ、いこう!」
と思ったら・・・
動かない・・・
ピタッと止まり
「しーん・・・」
あら~、どした?(;^ω^)
嫌だった?
一緒行こ?
ずっと話しかける私。
うーん。動かない。。。
またまたレクチャーを受け
もう一度トライ。
かなり強く引いていいということ
前よりも、横に首が曲がったほうが動きやすいということ
こちらの意識が「歩くよ!」と
強い気持ちを持ってないと伝わるということ。
もう、馬からのフィードバックが
顕著に現れます。
しかもね、お馬さんって
個体識別をしないらしく
例えば、いつもお世話をして
一緒に暮らしているご夫婦と
突然やってきた私。
この違いは認識しない。
犬みたいに、なつく。ということがない。
だから、その人の今の状態を感じて
行動する。
こりゃ、手痛いフィードバックです。
しかも話さないですからね。
言葉では通じないし
返ってこない。
私の状態が、馬を通して現れる。
ふぅ、こりゃ面白い。
ここでね、昔の私なら・・・
「恥ずかしい・・・」
「コーチなのに、馬は動かないってどう思われる?」
「私じゃダメなのかな」
みたいに思っていたと思います(笑)
そんな変化にも気づくわけです。
あ、もちろん多少は思いましたよ。
だけど、思わなくても大丈夫って
それは、自分も相手も信頼しているからかな。
お馬さんが私が思うように
動いてくれたら
心が整っていて
身口意が一致している人ってなりそうだし
なんかカッコいいなと思いましたが
そうはいきませんでした(笑)
コツを教えてもらってからは
馬は歩き出しましたが
すぐ止まったりなんかぎこちなかったり。
その時の私の体は力が入っていて
なぜか手綱をコントロールしていない左手が
上に上がって固まっていたり。
無意識に力が入る~
そりゃぁ、馬も察しますよね。
なんでもそうだけど
力が入る時ってうまくいかない。
力を抜いて脱力するとうまくいく。
武術とかもそうですよね^^
少し慣れたところで
馬場を飛び出して
山?田んぼ?を歩きます。
馬場をグルグルするよりも
明確に目の前に進む道があると
歩きやすくなる。
そう教えてもらいましたが
確かにそうでした。
まぁ、こうやって外に出れるのは
やっぱりこの自然の中だから!
釜石は海もありますが
20~30分も車を走れば
山の中です。
三駒さんは、山の近くにあるので
もう少し登れば雪もちらほら。
普通に車の道路を、横断しちゃうのです!!!
そして、お散歩コースには
柿の木があって
熊の爪痕が・・・( ゚Д゚)
「えー!すごーい!」なんて
笑ってましたが
内心笑えませんでした(笑)
うん、いつ出てもおかしくない。
だけど
山と川が見える自然の中を歩いていると
自然と馬とも歩調があってきて
私も肩の力を緩めて
途中ピタッと寄り添ってたりとか
と、思えば!
草が食べたくて
ピタッと止まって
道草しはじめたりとか(笑)
そこで、引くタイミングも
馬の様子を見てなんとなくわかってきました。
すごいなぁ、こうして一緒に歩けるなんて!
その時は、馬に乗ることなんて
すっかり忘れていましたが
人によっては馬に乗るところまで
行ったのかもしれません。
そのお散歩?の時間が
とっても豊かで幸せでした。
その後、戻ってからは、馬を煽って
グルグルと歩く~、速足~、走る~まで。
馬って、3段階に
歩くリズムが変わるんですよ。
それがよくわかります。
鞭みたいなものを持ち
「逃げろ~、敵が来るぞ~」
みたいなイメージであおります。
ここで、鞭でたたくのかと思ったら
そうではなくて叩くのは地面。
でも、それも
鞭があるかとか
鞭が鳴っているかではなく
こちらの「気持ち」が伝わるのだそうです。
だから、ただ鞭をバンバンたたくだけでは動かず
こちらの気持ちで
「逃げるぞ!走れ!」って追い込むと
走り出すのです。
そして最後はまたブラッシング。
お礼を伝えながら
最初はやさしーくやっていたブラッシングも
このくらいの方が気持ちいいのでは?と
力を入れられるようになってきました。
他にもいろいろあったけど
正直必死で・・・忘れたこともあります。
だけど、帰ってきて数日。
また、馬に会いたいのです。
馬の名前は「あさつき」女の子。
あさつきちゃんに
また会いたい。
あ、釜石の人たちにも
また会いたいけど
でも、なんか違うんだよな。
その会いたいとは。
コーチングとつながるってことが
なんとなく体感できました。
コーチングで言うならば
コーチのあり方が
クライアントに伝わるってことだし
言葉や行動という
表面的なことは枝葉にすぎず
結局は自分の内面と向き合うことになる。
馬を通して、自分を見る。
そんな感じでしょうか。
他に、私が気づいたいくつかのことは
よく言えば馬を気遣う。
裏を返せば「心配」とか「傷つけないか」という怖さがある。
強く引きながら
「ごめんね?痛くない?」とか
「歩くよ!」ではなく
「一緒に歩かない?お願い♡」
みたいな感じとか
狭い道を歩くときは
一列になって私が前を歩くのですが
「大丈夫?ついてきてる?」
「ここ足元悪いから気をつけて」
みたいな心配をしているんです(笑)
よく考えればウケる!
お前の方が気をつけろよ!ですよね(笑)
でね・・・
「痛い思いをさせたくない」
「傷つけたくない」
これって・・・
人に対してもやってることなのです。
今は自覚があるので
不必要にはしません。
相手がクライアントや子どもには
信じて応援できるようになりましたが
自覚をして自分をコントロールしないと
そんな気持ちがわいて来るのです。
私の存在が
人を傷つけることへの恐れが
とても、強いのです。
もちろんこれは
これまで生きてきた中で私に残った
価値観なので
いいとか悪いではないです。
そうだということに
改めて気づいたってことです。
伝わりますか?^^
ご夫婦に話を聴いていると
最近は企業研修などでも
訪れる人がいるらしく
そうすると、人に見られて恥ずかしい・・・とか
声を出せない・・・とか
嫌でも、自分という人と
向き合うことになるのだそうです。
チームで、放たれた馬に
手綱をつけるゲーム?とかも
こちらが落ち着いていないと
馬は逃げていくそうだし
自然と人それぞれの役割が
浮き彫りになるらしいです。
リーダーシップをとる人
誰かの指示通りに動く人、とか。
面白いですよねー!
これ、チームでもやりたいなって思ったし
おススメしたい!
希望する方がいたらおつなぎしますので
言ってくださいね^^
先日はコーチ向けメールレターで
振り返っていましたが
さらに振り返りってみると思いだしたこともありました。
やりっぱなしではなく
振り返るってとても大事なことでした。
馬を通して自分を知ると
その自分をこれからどうしていくのか
未来にも意識が向きます。
まだ答えが出ないこともありますが
体験して本当によかったです。
そして貴重な体験を提供してくださった
ご夫婦にも心から感謝です。
それでは!
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
ライフコーチ三橋亜希子
